2011年7月26日火曜日

次世代中間発表 7/26 Part2

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宇部さん
震災時の通信手段の最適化
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SNSにおける情報には、まだまだ災害時に活用できないような問題もある。
また、既存のマスメディア、テレビ、ラジオなどとの連携についても考える。

[ 大橋君、眞貝君、野村君から ]
本やネットからの情報だけでなく、実際に被災地や、被災経験者からのインタビューなどを行った方がよいのではないか。すでに、山浦君が、神戸市との連携による調査も進めているので、研究上の連絡をとったほうがよいのではないか。 また、被災者どうしのコミュニケーションについても考えた方がよいのではないか。年齢層ごとによる分析もしたほうがよいのでは。アンケート調査をやる?いつ?

[ 林先生から ]
テーマは良いと思います。なにがサムシング・ニューなのか? → 宇部:新しいツールを作るのではないが、現在あるツールを使って、もっとも良く利用する方法を考える。利用者が集中すると、サーバーなどがダウンすることがあった。 こうしたことが無いように考えたい。

[ 佐々木よりコメント ]
災害情報とSNSの関係から、むしろ、現在の既存メディア(テレビ、ラジオ、新聞)の問題点が浮き彫りになってくるのかもしれませんね。


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吉岡君
ハイ・ダイナミックレンジ映像による編集技術
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デジタルビデオによる映像制作の現場では、フィルムルックに近い、幅広いダイナミックレンジを使った映像がつくられるようになった。しかし、かつてのフィルム産業が持っていた「カラー表現」の基準が失われて、表現の模索状態にあるのかもしれない。
HDR技術を使う事で、より「人間の眼」に近い映像を制作し、「幅広く豊かな表現」の実現について研究する。写真というよりは「絵画」に近い表現が実現できるかも?


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[ 佐々木よりコメント ]
絵画のような映像表現というものは、結局どういうものなのか? それを考えてみよう。
これまで、ハリウッドに代表される映画産業において、どのような「画調」「映像のトーン」が作られて来たのか? 映画に置けるマスターピースについて、観てみよう。素晴らしい、映像監督たちが、これまでに作り上げた、美しい映像の遺産について、まずは学んでみよう。

HDRのプロセスをかければ、名作映像が生まれるのか? そうとは限りません。ダイナミックレンジがひろいほど、映像の調整のはばが広がるのは当然です。でも、そうすればそれで、良い映像が出来るわけではない。つまりは、人間としての映像監督の感性こそが、最も重要なものだからですね。

技術要素を中心に進める研究ですが、こうした「人間の感性」や「作品としての画質」といった、感覚面での考察も重要になってきますね。


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横山君
戦争映画における在り方と方向性
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戦争映画とはどのように在るべきなのか?
第二次世界大戦における戦争映画にしぼった(そりゃそうだね)

[ 佐々木からコメント ]
第二次世界大戦ものでない戦争映画としては、近年の内戦を扱ったものありますね。また、アラビアのロレンスのように、第一次世界大戦のものもありますよ。
「戦争映画」という研究題材を選んだのは、大変良いと思います。しかし、これから研究を進めるにあたっては、「映画そのもの」だけを追求していてもラチがあかないと思います。世界史について学んだり、史実というものがどのようにして、民衆の心に伝わるのかなど、社会メディアとしての映画の役割を考えなければならないのではないでしょうか?

夏休みには、思い切って視野を広げてみよう! 映画そのものの分析は、ひとまず置いておく。そして、世界史を勉強する。映画史を勉強する。メディアと歴史観の関係を学ぶ。そして、戦争そのものについて学ぶ。こうした形で、勉強の幅をひろげることで、この研究の価値がぐっと上がると思いますよ!

長谷川君の言うように、「監督の思い」というものを調べるのも重要だね!
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